大和肉鶏の呈味成分



表1 屠殺15時間後の呈味成分量(モモ肉)
 成 分 
 イノシン酸 
μmol/g
グリコーゲン
mg/g
 グルコース 
mg/g
 グルタミン酸 
μmol/g
  乳 酸  
μmol/g
 大和肉鶏   5.8 0.08  1.42  3.32  53.4
 ブロイラー  4.7 N.D  0.32  2.15  56.9
 ※大和肉鶏は17週令、ブロイラーは8週令           (奈良県畜産試験場分析)


表2 とりがらスープ中の呈味成分量
  成  分  
 大和肉鶏  ブロイラー 
 グルタミン酸 
μmol/g
  44.7  39.5
  乳 酸  
μmol/g
  15.9  16.5
 グルコース 
mg/g
 153.3  85.4
 ※大和肉鶏は17週令、ブロイラーは8週令

(奈良県畜産試験場分析)


表3 年齢別味覚官能調査
  銘  柄   20〜40才  40〜60才 
  大和肉鶏   79   68
  ブロイラー   14   24
 ※数値は好ましいと答えた場合


   食肉の呈味成分とされるイノシン酸、グルコースやグルタミン酸がブロイラーより多く(表1)
  しかもとりがらスープ中の呈味成分量(表2)でも、グルタミン酸とグルコース量が多く、大和
  肉鶏はジューシーで旨味と歯ごたえがありとりがらスープは特に美味しいという評価とよく一致
  している。
   又、年齢別味覚官能調査(表3)にても、幅広い年齢層の多くの方の好評を得ている。

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